2013/03/06

Webサイト制作やアプリ開発で使える天気予報APIのまとめ


仕事で、天気予報のAPIを使うことがあり、いくつか比較検討してみたので、その時調べた内容をまとめて記事にしてみました。Web製作やアプリ開発で天気情報を取得する必要があるときに参考にしてもらえるとうれしいです(※APIサービスのみを掲載しています)。

1. Weather Hacks (無料、商用×)

Livedoorが運営するAPIサービス。データ提供元はたぶん日本気象協会。無料だが、FAQにも書いてある通り、商用利用はできない。


2. Google Wether API (無料)

残念、サービスを終了しました。


3. tenki RSS (無料、商用△)

日本気象協会が提供するRSS。取得できる情報にいろんなものがあって面白いが、天気データというよりかは、RSSリーダーに登録して使うフィード的な意味が強い。ここにも書いてあるが二次的に利用できるかどうかは、サイトの運営形態で決まるらしい。




商用利用できるかどうか参考URL
・個人運営、営利目的なし → ○
・個人運営、営利目的(広告モデル) → ○
・個人運営、営利目的(課金モデル) → ○
・法人運営 → ×

取得できる情報
・地震情報(1)
・津波情報(1)
・火山情報(109火山)
・警報・注意報(県別)
・アメダスランキング(県別)
・アメダス実況(気温、降水量、風向・風速、日照時間、積雪深)(1282地域)
・天気予報(今日・週間 - 142地域)
・まもなく天気がくずれる予想地域(10地域)


4. Yahoo!天気・災害 RSS (無料、商用×)

Yahoo と日本気象協会などが提供するRSS。こちらのヘルプページにも書いてあるが、二次利用ができないとのこと。何を二次利用と言うのか不明だが、商用利用する際は、Yahooに問い合わせた方がよさそう。



5. 天気予報API (有料、商用○)

アップフロンティアが提供するAPIサービス。データ提供元は、日本気象協会。原則、法人団体向けに提供される有料サービスだそうで個人ユースは難しいかもしr過去に、教育機関やNPO、非営利団体を対象に無償で提供していたようですが、今は終了しています(参考URL)。




API利用料 参考URL
・初期費用 : \105,000
・月額費用 : \31,500~ (リクエストに応じて、\31,500は月間25万リクエスト時の金額)

取得できる情報
・今日と明日と明後日、週間の天気
 (142地域、天気、最高・最低気温、降水確率など)
-以下オプション(1情報ごとに+21,000円/月額)
・紫外線情報
・花粉情報
・WBGT熱中症予防情報
・その他指数

6. コンテンツポケット (有料、商用○)

クレイドが提供しているAPIサービス。いくつかのAPIラインナップの中に、天気予報のAPIがあります。データ提供元は、ウェザーマップ。この金額は完全に天気予報APIを意識してるなぁ w。




API利用料 参考URL
・初期費用 : \52,500
・月額費用 : \31,500~ (リクエストに応じて、\31,500は月間100万リクエストかつ時間1万リクエスト時の金額)

取得できる情報
・今日と明日、週間の天気
 (142地域、天気、最高・最低気温、降水確率、風の向きと強さ、波の高さ)
-以下オプション(+21,000円/月額)
・紫外線予報

7. Wave Hunter (有料、商用○)

サーフレジェンドが提供するAPIサービスで、サイト名になっているように、波浪情報を配信するAPIがメインぽいですが、ラインナップの中に天気予報のAPIもあるようです。



API利用料 参考URL - 価格表PDFを参照)
・初期費用 : なし
・月額費用 : \50,000

取得できる情報
・今日と明日、週間の天気予報
 (142地域、天気、最高・最低気温、降水確率)

まとめ

商用利用=有料。ってのが実際のことろかな。天気予報くらい誰か無料でAPIを提供すればいいじゃん!とも思いますが、APIで配信する天気予報の元データを無料で提供しているところはないですからね。そのデータを使用するAPIが無料になるはずがないですね。無料のものは、商用利用が×だったりスクリーンスクレイプしたものだったりすることもあります。

クライアントに提案として製作する物など、データの信頼性が求められる場合、有料のサービスを選ぶ方が安全です。もちろん、自分用に作るツールなどの場合は、無料のサービスを選べばいいですね(自己責任で)。

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